INFORMATION 公演情報
2025.05.07
劇団一級河川とプロダクション26
「演劇に出会う」舞台と映画
偶然の出会いがこれまでの人生を一変させることがある。山奥の小さな分校に通う彼らの高校生活は、島根で演劇を楽しんでいる亀尾佳宏と出会ったことで予想もしない方向に動き始めた。劣等感や憧れ、将来への希望と絶望が交ざり合う思春期の生徒たちを、「教師」として、また「演出家」として亀尾は導いていく。もしくは亀尾自身も、生徒たちに導かれる形で人生の転機を迎える…。
そんな彼らと亀尾を追ったドキュメンタリー映画とともに、実際の短編舞台を通じて「亀尾佳宏の表現」をお楽しみください。
映画『走れ!走れ走れメロス』
全校生徒70 名。島根県にある最も小さな高校で4 人の高校生たちがは
じめて演劇を始めた。「対人関係が少し苦手」「ずっと机に向かうのも得意じゃない」「熱中できるものなんてない」など、それぞれの劣等感と向き合いながら、演劇に魅せられていく4 人。そんな彼らが、担任の亀尾佳宏と共に初舞台に選んだ題材は、太宰治の名作「走れメロス」だった。コロナ禍に振り回されながらも、走り出した彼らの物語は、誰も予想しなかった結末へと転がりだす!
第14 回下北沢映画祭で審査員特別賞をはじめ四冠を受賞したほか、う
えだ城下町映画祭実行委員会特別賞受賞、東京ドキュメンタリー映画祭
2022 入選など、全国各地の映画祭で話題になった。
(53 分/ ステレオ/ ビスタ/ カラー/ 日本/2023 年・折口慎一郎監督)
映画『メロスたち』
演劇と出会い、舞台に立つことの喜びを知った高校生たちをカメラに収
めたドキュメンタリー映画『走れ!走れ走れメロス』から1年。続編新作にあたる『メロスたち』では、高校卒業を目前に控え、孤独や葛藤、焦燥を抱える彼らそれぞれの「選択」を軸に物語が動いていく。
太宰治の小説「走れメロス」を基にした創作舞台『走れ!走れ走れメロス』で、コロナ禍にもかかわらず予想外の評価を得た島根県の掛合分校演劇同好会。しかし、演劇の世界に導いた顧問は異動し、4 人だけのメンバーも3 年生に進級。それぞれ進路を決める中、曽田昇吾は1 人で中国大会の舞台に立っていた。「オレだけ演劇やってていいんですかね」。卒業が近づいていた。
(76分/ ステレオ/ ビスタ/ カラー/ 日本/ 2023 年・折口慎一郎監督)
舞台【新作短編】
脚本・演出
亀尾佳宏
島根を拠点に活動を続ける劇団「一級河川」。全ての演目で亀尾佳宏
が脚本・演出を務める。公演ごとに亀尾が役者やスタッフを集めるスタ
イルで、人や土地などに根差した歴史をひもときつつ、今現在の時代性
がにじむ舞台に仕上げている。数人の役者と最小限の舞台装置で作るシ
ンプルな体制だからこその、上演直前まで芝居を洗練させていく適応力
が持ち味だ。当初プランにはなかった演出も役者とのやりとりや会場の
特長を通じて積極的に取り入れるなど、のびのびとした雰囲気がある。
劇団として長崎初公演となる。
日時:2025年
06月14日(土)
〇11:30~舞台公演
△12:15~映画「走れ!走れ走れメロス」★
〇14:30~舞台公演
△15:15~映画「走れ!走れ走れメロス」
◇16:25~映画「メロスたち」★
06月15日(日)
〇11:30~舞台公演
△12:15~映画「走れ!走れ走れメロス」★
〇14:30~舞台公演
△15:15~映画「走れ!走れ走れメロス」
◇16:25~映画「メロスたち」
※開場は各舞台開演30分前、各上映開始15分前。
※★=アフタートークは亀尾佳宏と折口監督の2人で20分程度を予定。
※セット券の購入者は同一開催日の中であれば、どの時間の作品も選択できます。
チケット料金
舞台と映画2作品セット券
一般 2,500円
高校生以下 1,000円
※セット券を購入された方にミニパンフをプレゼント!
作品ごと(バラ売り)
一般 1,000円
高校生以下 500円
チケット取扱
主催
プロダクション26・劇団一級河川
お問合せ
プロダクション26
折口(代表)
090-3631-6741
s.origuti@gmail.com
アトリエPentA
095-895-8147
info@penta.fs-company.com
プロダクション26
プロフィール
劇団一級河川は島根の劇団。脚本・演出を務める亀尾佳宏は、地元の雲南市創作市民演劇にも携わるほか、高校演劇部の顧問として何度も全国大会に出場。若手演出家コンクール2021では最優秀賞を受賞するなど、演出家としての評価も高い。プロダクション26は、初めて演劇に触れた高校生と亀尾を追ったドキュメンタリー映画『走れ!走れ走れメロス』制作のために結成された団体になる。
亀尾佳宏(かめお・よしひろ)
プロフィール
島根県の高校教諭、演出家。高校演劇、雲南市創作市民演劇、劇団一級河川という3 つのフィールドで表現活動に取り組んでいる。
高校演劇のコンクールでは10 回以上全国大会に出場。毎年公募で集まった仲間と作品をつくる雲南市創作市民演劇では、人口4万人弱の町で延べ1 万人以上の観客を動員している。2021 年日本演出者協会主催「若手演出
家コンクール」で最優秀賞。